
海外で暮らしていると、「せっかくの海外生活を収入につなげたい」と考える方は多いはずです。
そんな方に現実的な選択肢としておすすめなのが、ホームステイの受け入れです。
特別な設備や在庫を持たなくても、いつもの暮らしや自宅そのものを「体験」として提供できるのが大きな魅力。
この記事では、上海でホームステイ受け入れを実際に経験した編集部の体験をもとに、副業として成り立つ理由から具体的な募集方法、注意点までを整理して解説します。
- ホームステイ受け入れが海外在住者の副業になる理由
- 上海での受け入れ体験のリアルな流れと条件設定
- 募集方法・他国への応用・始める前の注意点
海外でホームステイ受け入れを経験した編集部が解説します
海外転職LABO編集部
海外転職LABOでは、実体験と編集部リサーチをもとに、現地採用・海外起業・駐在員の3つの視点から海外で働く選択肢を整理しています。
※記事に登場する3人は、編集部の視点を分かりやすく伝えるためのキャラクターです。
現地採用・海外生活・ビザ・保険・語学を担当。
副業・起業・帰国準備・国際結婚・在留資格を担当。
駐在員・家族帯同・海外赴任・帰任後キャリア・税務・年金を担当。
ホームステイ受け入れが副業になる理由
自宅の日常を「体験」として提供するだけで価値になるため、初期投資を抑えて始めやすい副業です。
物販や飲食のように在庫や設備をそろえる必要がありません。
既存の生活空間と毎日の動線を、そのまま旅行者向けの体験に変えられるのが強みです。
特別なスキルがなくても、「現地で暮らしている」こと自体が他にはない資産になります。
海外在住者にホームステイ受け入れが向いている理由
低コストで始めやすい:特別な設備や在庫が不要で、既存の生活空間を活用できます。
確かなニーズ:「ローカルな暮らしを体験したい」旅行者は年々増えています。
日常がそのまま価値:家庭料理・市場・通学路・屋台朝食など、観光では得づらい体験が喜ばれます。
運用の自由度が高い:週末だけ・数日だけなど、家庭の都合に合わせて運用できます。
まずは小さく試し、需要を見ながら受け入れ範囲を広げていくのが現実的です。
送迎や通訳補助、ミニレッスンなどを足せば、単価を上げる余地も生まれます。
受け入れたゲストと条件
料金・宿泊環境・安全面のルールを最初に決めておくと、トラブルなく受け入れができます。
ここでは、編集部が上海で実際に受け入れたケースをもとに、条件設定の例を紹介します。
| ゲスト | 日本人女性(20代後半)/一人旅/中国は2回目の訪問 |
|---|---|
| 宿泊日数 | 2泊3日 |
| 料金の考え方 | 1泊あたりで設定し、夕食・朝食を含めた構成に。原価を踏まえた金額にするのが基本です |
| 宿泊環境 | 家族の部屋をゲスト用に用意。家族と同じ空間で過ごすことで生活感のある体験に |
| 募集経路 | 当時運営していた旅行サービスの企画の一環として受け入れ。個人募集ではなく旅行商品の一部として提案 |
| 安全面 | 家族が常に一緒に過ごすスタイルで、大きなトラブルもなく安心感のある滞在に |
ゲストの希望は「観光では味わえない日常を体験したい」というもの。
家庭料理や市場案内を盛り込みつつ、それ以外は自由行動とするプランにしました。
体験談|上海での3日間ホームステイの流れ
家庭料理・市場・地元の名店という「暮らしの動線」をそのまま体験にしたのが満足度につながりました。
特別なイベントを用意するのではなく、普段の生活をなぞるだけで十分に喜ばれます。
上海ホームステイ3日間の流れ
1日目|到着と家庭料理
ゲスト到着日は、家族が腕を振るった上海の家庭料理で歓迎しました。
家族と同じ食卓を囲むことで「現地の暮らしの一部になれた」と感じてもらえました。
2日目|市場と屋台朝食+自由散策
朝からローカル市場を案内し、屋台で朝食を楽しんでもらいました。
その後はゲストが行きたい観光地を自由に回り、こちらはチャットでフォロー。
「一人でも安心して観光できる環境がありがたかった」と喜んでもらえました。
3日目|小籠包で締めくくり
最終日は地元の人しか行かない評判の小籠包店へ。
観光客向けではない店を案内することで「自分だけの特別な体験」と感じてもらえました。
シンプルな3日間でしたが、「普通の旅行では味わえない体験ができた」と何度も言ってもらえました。
海外で暮らす日本人との会話も楽しめたようで、「また来たい」という言葉が一番の手応えでした。
海外でホームステイを募集する方法
集客の入口は「マッチングサービス・旅行会社提携・ブログSNS発信」の3つが基本です。
どの方法にも向き不向きがあるため、家庭の状況に合わせて選びましょう。
1. マッチングサービスを使う
海外在住者と旅行者をつなぐマッチングサービスを活用する方法です。
現地案内や通訳の依頼が中心ですが、ホームステイ受け入れが可能かは各サービスの規約を必ず確認しましょう。
初期費用をかけずに手軽に始められる一方、規約違反にならない範囲で運用することが大切です。
2. 旅行会社と提携する
旅行会社と提携し、既存の旅行商品に「ホームステイ体験」を組み込む方法です。
編集部も上海で旅行サービスを運営していた際、この仕組みを実際に企画していました。
旅行者には「他にはない特別な体験」、旅行会社には商品価値の向上というメリットが生まれます。
ただし、手数料や契約条件は事前にしっかり確認しておく必要があります。
3. ブログやSNSで集客する
自分の体験をブログやSNSで発信し、読者やフォロワーから直接募集する方法です。
写真や記事で「どんな体験ができるか」を伝えると、ファンが集まりやすくなります。
集客までに時間はかかりますが、長期的にはリピーターや口コミにつながり、一番安定すると感じています。
他の国でも応用できる
「その国の日常をシェアする」という考え方は、どの国でもそのまま応用できます。
今回紹介したのは上海の事例ですが、本質はどこに住んでいても変わりません。
他の国での応用例
フランス:家庭料理とマルシェ体験
アメリカ:スーパーやスクール見学などの暮らし体験
タイやベトナム:屋台めぐりやバイク移動の日常体験
観光ガイドにはない「現地のリアルな生活」こそ、旅行者にとって最も価値のある体験になります。
海外に住んでいるという立場そのものが、副業のチャンスにつながります。
注意点|ホームステイ受け入れを始める前に
料金・法的ルール・責任範囲の3点を事前に押さえておけば、安心して受け入れができます。
副業として取り組むからこそ、トラブルを避ける準備が欠かせません。
注意
料金設定:食材費・交通費などの原価をしっかり計算しましょう。特に食事は思った以上にコストがかかります。
法的ルールの確認:国によっては外国人の宿泊に届け出が必要な場合があります。中国では派出所への届け出が求められました。
責任範囲を明確にする:医療対応やトラブル時の連絡方法を、事前に決めておくと安心です。
まとめ|海外ホームステイ受け入れで副業収入

- 現地の自宅と日常を活かして副業収入につなげられる
- マッチングサービス・旅行会社提携・SNSで募集できる
- 文化交流や語学練習にもなる一石二鳥の体験
- 料金・法的ルール・責任範囲は事前にしっかり確認する
ホームステイの受け入れは、海外在住者にとって現実的な副業の一つです。
大きな初期投資をせずに、「暮らしそのもの」を価値に変えられるのが最大の魅力。
一方で、料金や法的ルール、安全面の準備を怠るとトラブルにつながります。
まずは小さく試しながら、自分の生活スタイルに合った受け入れ方を見つけていくのがおすすめです。
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